道路につけた、土地の値段
路線価とは、道路に面する土地の1㎡あたりの評価額として国税庁が毎年公表している公的な指標です。相続税などの算定に用いられ、土地のおおよその価値を知る手がかりのひとつになります。
名前の由来は、道路=「路線」ごとに価格(価)を定めることから。土地の時価を1筆ずつ算定するのは膨大な手間がかかるため、道路そのものに値段をつけ、その道路に面する土地の面積を掛けて評価する方式が考え出されました。
始まりは、関東大震災の復興事業
路線価の歴史は意外に古く、大正12年(1923年)の関東大震災後、帝都復興の区画整理にあたって科学的な土地評価方法として考案されたのが始まりとされています。相続税の分野で路線価方式が導入されたのは昭和30年(1955年)から。約100年にわたり受け継がれてきた、土地の価値を知るための確かな"ものさし"です。
相続不動産と路線価
相続した土地の相続税評価は、原則としてこの路線価をもとに計算されます。一方で、実際に売却できる価格は立地・形状・市況によって路線価と異なることも多くあります。相続不動産の今後を考えるときは、路線価(税の評価)と査定価格(実勢の目安)の両方を知っておくことが出発点になります。
